
このページでは、「たけのこキッズ」での勉強会の内容を中心に、保護者から良く相談される「発達障害」や「療育」の疑問についてお答えしていきたいと思います。

Q1
本人が思っている事と正反対のことを言う。例えば、クリスマスの日に何日も前から楽しみにしていたケーキを急に食べないと言って、泣き出してしまう。兄弟時の誕生日の時にも同じようなことがみられた。
A
本人のそういった行動を否定してしまうと、ますます反抗してしまうので、「食べない!」と言ときは「ふ〜ん、そう」などと軽く受け流してください。その後もし食べ始めたら「食べない!」と言っていたことはには触れず、「おいしいね〜」などと声を掛け、楽しい時間を過ごしてください。
Q2
母親の似顔絵を描いてくれるのですが、同年齢のお友達の描いた絵と比べると、目や口の位置がおかしかったり、頭と体の大きさのバランスが悪かったり、不安を感じてしまいます。知能的な遅れがあるのでしょうか?
A
頭や手の大きさのバランスが合わないのは精神年齢の遅れを指摘されることがあります。日々の生活の中で成功体験を増やし、自己肯定感を上げることで気持ちも安定し、成長につながりますので、いい所をたくさんほめてあげてください。
Q3
食事をやっと食べる様になったが、時間がかかる。途中で離席したりじっとしていられない。量も少なめにしているが、残してしまう。
A
食後にデザートなどのご褒美を準備したり、残さず食べられたとき(最初は一口食べただけでも)に大げさに褒めてあげたりするとよいのではないでしょうか。
また、最初は食べきれる量だけを準備し、残さず食べられたことを褒めてあげながら、少しずつ量を増やしていくのも良いと思います。
また、最初は食べきれる量だけを準備し、残さず食べられたことを褒めてあげながら、少しずつ量を増やしていくのも良いと思います。
Q4
毎日おねしょをしてしまいます。
A
日中におもらしが無いのであればさほど心配しなくても良いと思います。もし、夜のおむつを外すときは寝る前に必ずおしっこをして、夜中にも一度起こしてトイレに行かせるようにしてみてください。
Q5
できないことがあると大声を上げて騒ぎ出す。
A
ひとりでできないことはお父さんやお母さんが一緒に手伝いながらしてあげてください。その際は、最後の一工程はなるべく本人にさせてあげることで、達成感にもつながり、次への意欲にもなります。そしていっしょにできたことを褒めてあげてください。
Q6
気持ちに波があり、機嫌が悪いとわざと親の言う事と反対のことを言ってくるので困ってしまいます。
A
反対のことをわざと言っていいるときはあまり取り合わず、軽く受け流してください。そして素直な言葉や行動が出たときにたくさん褒めてあげてください。
Q7
良いことをしたときも悪いことをしたときも、「おりこうさん?」って聞いてきて、「おりこうさん」って言って欲しいみたいなのですが、どう答えていいかわかりません。
A
良いことは良い、悪いことは悪いとその時その時で話してあげてください。そして良いことは十分に褒めてあげ、悪いことも、その中に良い行動があれば、その部分だけを褒めてあげてください。
Q8
冗談半分のイタズラをしすぎて困ってしまいます。相手が嫌がっているがわからないのか、自分のしたいことを我慢できないのか理解できず、対応に困ってしまいます。
A
してほしくない行動に対して反応(注意も含む)すると、その行動が多くなることがあります。反対に、無視(反応せず見守り)することでその行動は減っていきます。また、子ども同士の場合は二人を引き離し、意地悪をされた方に「よく我慢できたね」「えらかったね」と声を掛けてあげてください。その後、意地悪をした方が仲良く遊べたらたくさん褒めてあげてください。
Q9
忘れ物が多くて困っています。
A
本人がメモを取ったりメモを見たりする習慣をつけてみるといいと思います。
また、持ち物リストなどを作ってカバンに入れておき、帰ってきてからお母さんと一緒に忘れ物が無いかチェックしながら、忘れたことを注意するよりも、ひとつでも持って帰ってこれたこと褒めてあげるのも良いのではないかと思います。
また、持ち物リストなどを作ってカバンに入れておき、帰ってきてからお母さんと一緒に忘れ物が無いかチェックしながら、忘れたことを注意するよりも、ひとつでも持って帰ってこれたこと褒めてあげるのも良いのではないかと思います。
Q10
落ち着いて食事をしてくれず、歯磨きも嫌がります。どうすればよいでしょうか。
A
食事中であれば気が散る原因になるような物や音を無くしてみてはどうでしょうか。あとは、そのつど声掛けをしていきながら、少し食べれたときに褒めてあげてください。
また、シールなどのご褒美を用意して、自分で食べれた(磨けた)らシールをあげるなどの方法も良いのではないでしょうか。
また、シールなどのご褒美を用意して、自分で食べれた(磨けた)らシールをあげるなどの方法も良いのではないでしょうか。
Q11
食べ過ぎて吐いてしまいます。
A
一気に食べ過ぎるときには、よく噛むことを意識させてみるといいと思います。吐く原因が量なのか、飲み込みすぎなのか、嫌いな食べ物なのか、硬さや大きさに問題があるのか、それによっても対策は違ってくると思いますので、原因をはっきりさせると良いのではないでしょうか。
Q12
うまく説明できないときや眠いときに、おもちゃの取り合いなどですぐに兄に対して手が出てしまいます。
A
自分の感情をうまく表現できないときは、近くにいる大人が気持ちを代弁してあげたり、カードを使って気持ちを表すようにしてみると良いのではないでしょうか。