このページでは、「たけのこキッズ」での勉強会の内容を中心に、保護者から良く相談される「発達障害」や「療育」の疑問についてお答えしていきたいと思います。
Q1
ちょっと嫌なことがあると、すぐお兄ちゃんをたたきます。それから兄弟げんかに発展するのが1日に何度もあって精神的に疲れます。
A
下のお子さんも2〜3歳になると自分の意思が強くなり喧嘩に発展することが多くなります。間に大人が入って仲介役になり、下のお子さんの気持ちを代弁してあげるといいでしょう。しかし、お兄ちゃんも自分のしたいおもちゃや遊びがありますので、「ダメでしょ!」「お兄ちゃんだから!」という言い方ではなく「お兄ちゃんもしたいんだね」など、お兄ちゃんの気持ちも口にだしながら一緒に遊んだり、別の遊びをしたりして遊んであげてみてください。
家事などで目を離すときには、絵本やテレビなど、ゆっくり遊べる時間を利用してみてください。
家事などで目を離すときには、絵本やテレビなど、ゆっくり遊べる時間を利用してみてください。
Q2
あまり良くないと思いつつ常にテレビがついている生活になっています。何をしても時間がもたずテレビに頼っていて・・・、みんなどのようなことをして1日子どもと過ごしているのか気になります。
A
確かにテレビに慣れすぎるとつけていないと気が済まなくなりますよね。時間を決めて見せることが望ましいです。時間がもたないのもわかりますが、向かい合って遊んだり、お子さんの好きな遊びを探したり、自分が楽しめるような育児になるように工夫しましょう。「子どもと遊べるのも今だけ」とよく言います。大きくなったら手は離れますが、巣立っていって寂しくなりますよ・・・。
Q3
ことばがでない。つま先たち歩きが若干みうけられる。
A
つま先たち歩きは、自閉症のお子さんの特徴で見られることがありますがこちらで判断はつきませんでした。ことばが出ないのは焦らずにいてください。語り掛けることは大事ですが、言葉の練習だけでなく、体を使って遊ぶことや身の回りのことをていくことで少しずつ出てきます。まずは自分の要求や意思を身振りや指さしで伝える事ができたらほめていきましょう。
Q4
キッズから帰ってくると、すぐに「おやつ!」と言います。「おやつは3時になってから食べようね!」と伝えるのですが、「もう3時になった!」と言いはって大泣きとかんしゃくが始まってしまいます。時間の3時は時計の模型で伝えていて、癇癪中は無視をしています。泣き止んだ後は泣き止んだことをほめてお茶だけのまし、「3時になったら食べようね」と伝えています。それでも毎日同じことの繰り返しでイライラです。ほかの伝え方はないでしょうか?
A
伝え方や癇癪への対応はそれでベストだと思います。 確かにイライラする気持ちはよくわかります。ほかの方法としては、少しだけあげて、「あとは3時になってからね」と、子どもの要求を少し満たしてあげるとこちらの伝えたいことにも素直に耳を傾けたりもします。気を付けたいのは、「ダメ」といった後に泣いたから「いいよ」とするのは、泣くことの強化につながるのでできるだけ避けたいですね。無理そうなら最初から「OK!」してあげるほうがいいです。